航空券の種類や格安で購入する方法および乗り継ぎについて

アイルランドへの国際航空券について

アイルランド留学を決意し、学校への申込手続きが完了したら、渡航に必要な国際航空券を入手しなければなりません。

現在、日本からアイルランドへの直行便は就航しておらず、ヨーロッパや中東での乗り継ぎが必要になります。

国際航空券は、利用する航空会社や経由地によって所要時間や乗り継ぎ方法が変わるだけでなく、出発日や購入のタイミングによって費用も変わります。

このページでは、アイルランド留学に必要な国際航空券の種類と費用相場、できるだけ安く購入する方法や乗り継ぎに関して詳しく解説しています。

アイルランド留学に向け、国際航空券を購入するタイミングがきたら必ず読んでおきましょう。

アイルランド留学に必要な国際航空券について

日本から、アイルランド留学に参加するために国際航空券を購入する場合、どのようなタイプがあるか、ご存知でしょうか?

イギリス・ロンドンやフランス・パリ、オランダ・アムステルダムなどのヨーロッパ各都市を経由するフライトだけでなく、実はトルコや中東の国々で乗り継ぎし、アイルランドに向かうこともできます。

それぞれ、フライト時間や航空券代も違うため、自分に最適なチケットを見つけるためにも、どのような種類のフライトがあるのか、把握しておきましょう。

日本からアイルランドまでの直行便はありません

残念ながら直行便はありません

日本からアイルランドに向かう場合、残念ながら直行便は就航していません。

では、乗り継ぎをする場合にどのような選択肢があるのか、確認してみましょう。

ヨーロッパいずれかの都市を経由してアイルランドに渡航する

まずはヨーロッパ各都市を経由してアイルランドに向かうパターンを見てみましょう。

ヨーロッパ乗り継ぎ
  • イギリス・ロンドン
  • フランス・パリ
  • ドイツ・フランクフルト
  • オランダ・アムステルダム

これらのヨーロッパ各都市を乗り継ぐ場合、日本からは北回りで向かうことになります。

これら北回りのヨーロッパ系航空会社を利用する場合、この後紹介する中東経由に比べてフライト時間が短い(約20時間)という特徴があります。

乗り継ぎ時間にもよりますが、20時間程度でアイルランドに向かうことができます。

一方で、航空券が比較的高めなので予算に合った格安航空券を見つけて購入したいところです。

また、ヨーロッパ各都市の空港はいずれも広大で構造も複雑、かつターミナルの移動にバスや空港内鉄道を利用する必要があるなど、乗り継ぎが大変であることも覚えておいてください。

中東で乗り継いでアイルランドへ渡航する

次にヨーロッパ以外、中東各都市で乗り継いでアイルランドに行く方法をチェックします。

ヨーロッパ乗り継ぎ
  • アラブ首長国連邦・ドバイ
  • カタール・ドーハ
  • トルコ・イスタンブール

中東で乗り継ぎをする場合、フライトは南回りになります。

こちらはヨーロッパ乗り継ぎに比べると基本的にフライト時間が長い(約23時間)です。

その代わり、航空券が比較的リーズナブルなものが多く、予算をできるだけ抑えたい方におすすめ。

また、各空港とも広いことに変わりはありませんが、乗り継ぎが簡単なので、はじめての海外渡航の方は中東経由の方が良いですね。

特に、トルコ・イスタンブール空港は構造も単純で、乗り継ぎ時間を意識していればフライトに乗り遅れることはほとんどありません。

アイルランドまでの国際航空券の相場

国際航空券の費用について

アイルランドへの国際航空券にはヨーロッパ乗り継ぎの北回り便と中東乗り継ぎの南回り便があることが分かりました。

続いて、気になるこれらの国際航空券の料金をチェックしてみましょう。

国際航空券は時期により金額が大きく異なり、最も利用客の多い夏休み期間(7月20日ごろから8月15日くらいのお盆まで)と年末年始(クリスマスからお正月にかけて)のピークシーズンと、それ以外のオフシーズンに分かれます。

それぞれどのくらいの金額が必要になるのでしょうか?

ヨーロッパ乗り継ぎアイルランド行き国際航空券の費用相場

ヨーロッパ各都市で乗り継ぎをする場合、ピークシーズンとオフシーズンで費用がどのくらい違うのか、比較表を作成しました。

時期費用相場
ピークシーズン
夏休みおよび年末年始
約35万円
オフシーズン
9月から6月
約29万円

やや割り高ではあるものの、乗り継ぎ時間を短縮することができるのはヨーロッパ各都市乗り継ぎ便を利用するメリットです。文字通り、「時間を買う」といったところですね。

中東乗り継ぎアイルランド行き国際航空券の費用相場

ヨーロッパ乗り継ぎ便よりもアイルランド到着までの時間がかかってしまう中東乗り継ぎ便の費用相場はいくらくらいなのでしょうか。

時期費用相場
ピークシーズン
夏休みおよび年末年始
約30万円
オフシーズン
9月から6月
約23万円

乗り継ぎが楽で費用も安い、その代わりアイルランドに到着するまで少しだけ時間がかかってしまう中東乗り継ぎ便。それでもヨーロッパ乗り継ぎ便に比べるとリーズナブルなので、費用を抑える意味でも中東乗り継ぎ便利用を検討してみましょう。

アイルランドまでの国際航空券はどのタイミングで買うと安い?

購入の「ベストタイミング」はいつ?

国際航空券の費用は決して安いものではなく、短期留学の場合、留学費用の大部分を占めることもあります。

そんな国際航空券代をできるだけ抑えて安く購入する方法、いつ買えば格安費用で購入できるのか、紹介します。

まず、国際航空券を安く購入したいのであれば、ピークシーズンを避けることです。

夏休みや年末年始のお休みを利用した短期留学の場合は、時期をずらすことができないため難しいですが、中・長期留学なら話は別。

もし、3ヶ月以上のアイルランド留学を検討しているなら、出発時期をピークシーズンから外して検討しましょう。

留学期間が長ければ、その分、現地での生活費用も必要になります。出発時期は国際航空券に必要な費用を抑えるための大事なポイントであることを覚えておいてください。

そしてもう1つ、国際航空券を安くするコツは、出来るだけ早いタイミングで購入することです。

夏休みや年末年始の出発でも、購入のタイミングが早ければ、よりリーズナブルな価格で国際航空券を購入できます。

ただし!注意点として国際航空券は、現地で通う学校から滞在先の確保ができたことが記載されている予約確認書を受け取ってからにしてください。

格安航空券は料金が安い分、さまざまな制限があります。特に払い戻しについて厳しい項目があると、キャンセルしてもお金がほとんど戻らない、場合によっては払い戻しがない可能性もあります。

出来るだけ安く購入しようと学校手配が完了する前に手に入れても、渡航後の滞在先が手配できなければ国際航空券をキャンセルせざるを得ません。結果、払い戻しがほとんどなく、あらためて別の国際航空券を購入することになれば費用が余計にかかってしまいます。

くれぐれも焦って国際航空券を購入しないよう注意しましょう。

アイルランドまでの乗り継ぎ方法について

乗り継ぎに関するご案内

最後に、いざアイルランドへのフライトを利用し、各都市で乗り継ぎをする際の注意点について解説します。

ヨーロッパいずれかの都市でアイルランドまで乗り継ぎをする場合

ヨーロッパの各都市で乗り継ぎをする場合、出発前に一度は乗り継ぎ空港のマップを確認しておくことを強くおすすめします。

ロンドン・ヒースロー空港やパリ・シャルルドゴール空港、アムステルダム・スキポール空港は広いだけでなく、ターミナルも複数あり、移動する手段も歩いて移動できるものもあれば、バスや鉄道を利用するものもあります。

国際航空券を購入すると、到着ターミナルおよび出発ターミナルが記載されているので、どのように空港内を移動すれば良いか、チェックしておきましょう。

くれぐれも「乗り継ぎ時間が多めだから大丈夫」と安心はしないでください。大きな空港だからこそ利用客も多く、その分、「セキュリティチェック」で長い時間を要することもあります。

また、国際航空券を購入する際、航空会社が乗り継ぎ便として扱うフライトであれば、日本からアイルランドまでスーツケースなどの預け荷物を受け取る必要はありません。しかし、費用が安かったから別々で購入した場合などは、乗り継ぎ空港到着後にスーツケースを一旦受け取り、次に利用する航空会社でチェックインし直さなければなりません。

出発日までに利用する航空会社に電話やメールで確認しておくことを強くおすすめします。

中東で乗り継いでアイルランドに行く場合

中東の空港で乗り継ぐ場合も、やはり事前に空港マップをチェックしておくと安心できます。

あまり複雑な乗り継ぎではないものの、心配な場合は日本から乗り継ぎ空港までのフライト内で客室乗務員の方に質問してみると良いです(日本人スタッフ、または日本語を話すスタッフがいます)。

また、空港マップを見て、乗り継ぎが簡単そうだから、到着後にゆっくりカフェでコーヒーでも…と考えてしまいがちですが、乗り継ぎ時間にはくれぐれも注意してください。

乗り継ぎが簡単な空港ほど、乗り継ぎに必要な最低時間が短く設定されています。そのため、飛行機を降りてセキュリティチェックを受け、指定ゲートまで移動していると思ったよりも時間がなかったりします。

余裕があれば、コーヒーを飲んだり、軽食を食べたりするのも良いですが、遅くとも出発の30分前までにはゲート前に到着しておきましょう。

アイルランド留学に必要な国際航空券の情報まとめ

アイルランド留学に向けた航空券の購入では、乗り継ぎ便の選び方や購入タイミングが費用に大きく影響します。

現在、日本からの直行便はなく、ヨーロッパ経由か中東経由での乗り継ぎが必要です。ヨーロッパ経由は所要時間が短く効率的ですが、空港が広く乗り継ぎが複雑な傾向があり、航空券も高めです。一方、中東経由はフライト時間がやや長くなるものの、乗り継ぎがシンプルで航空券も比較的安く、初めての渡航にも適しています。

国際航空券は出発時期によって金額が大きく変わるため、夏休みや年末年始を避けられる場合は極力避け、出来る限り早いタイミングで購入手続きを進めることでリーズナブルなチケットを手に入れることができます。

ただし、現地学校手配が完了し、到着後の滞在先が確保できてから購入すべきなので、アイルランド留学そのものの検討をお早目に進めることを強くおすすめします。

これまで海外渡航経験があまりない、初めての海外留学なのであれば乗り継ぎが比較的楽で、リーズナブルな中東都市での乗り継ぎ便がおすすめです。

この記事を書いた人

アイルランド留学シャムロック編集部
アイルランド留学シャムロック編集部
雄大な自然や歴史的な建造物が残るアイルランドに魅了されたスタッフがその素晴らしさを紹介するため運営しているアイルランド留学シャムロック。より多くの人にアイルランド留学をしてもらうため、留学業界10年以上のエキスパートがアイルランドの最新情報をお届けしています。語学留学だけでなく、大学進学や高校留学まで最適なアイルランド留学を提案いたします。
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