
長期の海外留学をする場合、学生ビザの取得が必要になりますが、アイルランドも3か月以上の留学をする場合、学生ビザが必要になります。
それでも、留学先にアイルランドを選ぶ方の多くが、25週間(約半年)の留学を選んでいます。
このページでは、25週間(約半年)のアイルランド留学費用は他の英語圏と比較して安いのか、また具体的にどのくらいの費用が必要なのか、詳しく解説しています。
先に気になる金額をお伝えすると、25週間(約半年)のアイルランド留学には、学校費用や国際航空券代、渡航後の生活費などを含め、¥2,872,200(2025年6月)が必要です。
なぜ、長期留学でも人気の期間なのか、その理由を解説しつつ、おすすめの語学学校も紹介します。
半年間の海外留学で渡航先に迷っている方へ、このページの最後までお付き合いいただければ、きっと留学先はアイルランドになるはずです。
25週間(約半年)のアイルランド留学に必要な費用を他の英語圏と比較してみる

半年間は決して短い期間ではなく、英語圏のどの国を渡航先に選んでも高額な費用が必要になります。
その中で、アイルランド留学の費用はリーズナブルと言えるのでしょうか?
英語圏である各国の留学費用を比較するため、世界各地に校舎を構える語学学校EF Education Firstの費用を参照し、比較してみました。
世界各国・各都市には、費用が比較的安い語学学校から、充実した施設や高度な教育メソッドを提供するやや高額な語学学校まで、さまざまな選択肢があります。
そのため、国ごとに異なる語学学校を選ぶと費用に差が出てしまい、不公平になる可能性があります。そこで、アイルランド・ダブリンをはじめ、世界中に校舎を展開している語学学校EF Education Firstを採用しています。
ただし、フィリピン、セブ島には、EFの校舎がないため、セブ島で人気の高い語学学校CPILSに参加(平日4コマのマンツーマンレッスン+4コマのグループレッスン、学生寮2人部屋で1日3食のビュッフェ付き)する際の費用で算出しています。
また、比較表の費用には、以下の料金が含まれています。
- 学校申込金
- 英語レッスン費用(平日の午前または午後のみの半日、フィリピン・セブ島はマンツーマン4コマ+グループレッスン3コマ)
- ホームステイ相部屋、朝・夕食付(フィリピン・セブ島は学生寮2人部屋、1日3食ビュッフェ付き)
- 往路、各空港でのお出迎えおよび滞在先への送迎
国・都市 | 費用 |
---|---|
アメリカ ニューヨーク | ¥3,200,600 |
カナダ バンクーバー | ¥2,140,600 |
イギリス ロンドン | ¥2,540,600 |
オーストラリア シドニー | ¥2,490,600 |
ニュージーランド オークランド | ¥2,400,600 |
マルタ | ¥2,340,600 |
フィリピン セブ島 | ¥1,967,000 |
アイルランド ダブリン | ¥2,100,600 |
この比較表から、最安価格で留学できる国として有名なフィリピンに比べると若干、高くなりますが、その他の英語圏よりもアイルランドの留学費用が安いことが分かります。
それでは、学校費用を含め、25週間(約半年)のアイルランド留学には具体的にどのくらいの費用が必要になるのでしょうか、次に解説していきます。
25週間(約半年)のアイルランド留学に必要な費用を詳しく解説

留学をするためには、学校費用だけでなく、現地への渡航費用(国際航空券)や到着後、現地で生活するためのお金などの費用も必要です。
ここから、アイルランドに25週間(約半年)、留学する場合に必要な費用を項目ごとに詳しく解説していきます。
アイルランドに25週間(約半年)、語学留学するのに必要な学校費用について
アイルランドに25週間、約半年の語学留学をする場合に必要な費用を、学校別に調べて比較表を作成しました。
なお、以下の金額を含む料金一覧となっています。
- 学校申込金
- 英語レッスン費用(平日の午前または午後のみの半日)
- 各学校が手配するホームステイ(個室、朝・夕食付)での滞在費用
- 学校が指定するアイルランド空港でのお出迎えおよび滞在先への送迎費用
以下の費用は2025年6月時点での海外送金レート(T.T.S)にて算出しています。
上記費用は、学校の基本料金から算出し、100の位を四捨五入した金額です。
キャンぺーンお知らせページをチェックして、お得な割引がないか確認してみましょう。
この費用には、夏季(6月~9月)および年末年始にご参加される場合の追加料金は含まれていません、ご留意ください。
上記の比較表からお分かりいただけるように、25週間(約半年)のアイルランド留学をする場合、語学学校に支払う費用は平均1,877,000円です。
アイルランド留学する場合に必要な国際航空券と渡航費用について
続いて、日本からアイルランドまでの渡航に必要な国際航空券がいくらくらいなのかチェックしてみましょう。
日本からアイルランドへの直行便は就航していないため、ダブリンをはじめとする目的空港まではヨーロッパや中東で必ず1回、乗り継ぎが必要です。
ヨーロッパ乗り継ぎ便をご利用になる場合、国際航空券費用は夏休みとなる7月半ばから8月お盆開け、または12月のクリスマス前から年末年始にかけては往復で約35万円、その他の時期でおおよそ約29万円ほど必要です。
一方、アラブ首長国連邦のドバイなど、中東乗り継ぎなら夏休みや年末年始の繁忙期で約30万円、その他の時期は約23万円に抑えることができます。
アイルランド留学に必要な国際航空券については別ページにてご案内していますので、ご一読ください。
現地で必要となるアイルランドでの25週間(約半年)の生活費用について
アイルランドに到着した後、25週間(約半年)、現地で留学生活を送るために必要な生活費について解説します。
学校が手配してくれる滞在先(ホームステイや学生寮)を除き、平日に通学するための交通費やスマホなどの通信費用を含め、アイルランドでの25週間(約半年)の生活費は634,440円ほど必要になります。
アイルランドでの生活費用については別ページで項目ごとにいくら必要になるか、詳しく解説しています。
アイルランド渡航前にだけ加入できる海外留学傷害保険の金額
もう1つ、アイルランド留学をする際に加入しておくべき海外留学傷害保険の費用を紹介します。
アイルランド留学中、病気や怪我などにより、病院で診察や治療を受けると高額な医療費が必要となります。その費用をカバーできるのが海外留学傷害保険です。
海外留学傷害保険は、日本を出発される前にしか加入できません。また、アイルランドにある語学学校の多くは、短期留学でも保険加入を必須としているところも多いです。
25週間(約半年)のアイルランド留学に必要な海外留学傷害保険の費用は80,440円からとなっています。
海外留学傷害保険の重要性については別ページで解説しているので、ご確認ください。
事前申請不要!アイルランドの学生ビザについて
もう1つ、アイルランドに25週間(約半年)の留学をする場合、学生ビザの申請が必要になります。
他の国で学生ビザが必要になる場合、日本を出発する前に申請をしておかなければならない国がほとんどですが、アイルランドは事前申請が不要です。
アイルランドのビザ申請の方法については別ページで詳しく解説しているので、必ずご一読ください。
渡航前にビザ申請手続きをする必要がないため、必要書類を揃えることができれば、長期留学でも早いタイミングで出発できます。
なお、アイルランド渡航後には現地で書類を提出し、申請費用として300ユーロを支払う必要があります。
25週間(約半年)のアイルランド留学に必要な費用総額
それでは、25週間(約半年)のアイルランド留学に必要な費用をまとめてみます。
費用内容 | 金額 |
---|---|
語学学校 | ¥1,877,000 |
国際航空券 | ¥230,000 |
保険費用 | ¥80,440 |
生活費用 | ¥634,440 |
ビザ申請 | ¥50,000 |
総額 | ¥2,872,000 |
参加する学校やプログラム、滞在方法、留学時期によって金額に差は出ます。ご希望の学校、滞在方法や渡航時期をお知らせいただけましたらあらためて金額をご案内いたします。
なぜ人気?25週間(約半年)のアイルランド留学が選ばれる理由

他の英語圏と比べても、半年間の留学費用が安いアイルランドですが、それには理由があります。
なぜ25週間のアイルランド留学が人気なのか、その理由と注意すべきポイントについて解説します。
学生ビザでのアルバイトが可能、滞在費用をカバーできる
アイルランドに25週間(約半年)の留学をする場合、現地でアルバイトをすることが可能です。
他の英語圏でも、学生ビザを取得するとアルバイトができる国もありますが、基本的には勉強をするためのビザであり、就労については厳しい制限がある国が多いです。
アイルランドの場合、現地でビザ申請(正しくは外国人登録)を行った後、基本的に週20時間までの就労許可を得ることができます。
現地で英語を学びながら、働くことで生活費をカバーできるのは大きなメリットであり、海外での就労経験にもつながります。
帰国後は、その経験を活かした就職活動もできるため、大学生や社会人の方から人気があります。
学校が特別料金を設定しておりリーズナブルな料金でアイルランド留学に参加できる
短期留学でもアイルランド留学の費用は、他の英語圏と比べてもリーズナブルではあるものの、25週間(約半年)ほどおトク感がありません。
なぜ、25週間(約半年)だけ安いのか、それはアイルランドの各学校が25週間留学のため、特別な価格を設定しているためです。
25週間以下だと、ビザ申請をしても就労許可を得ることはできません。英語力を伸ばすだけでなく、アイルランドで働ける、という大きな魅力がある25週間なら、留学生にとって大きなメリットになります。
そのメリットを活かしてもらうと、どの学校も25週間(約半年)留学の特別料金を設定しているため、おトクにアイルランド留学ができます。
初級レベルでも参加できるものの希望する仕事をしたいなら事前準備もしっかりと
25週間(約半年)のアイルランド留学なら、アルバイトが可能であることはすでにお伝えしましたが、必ずしも希望する職種で仕事が見つかるとは限りません。
現地の学校スタッフ曰く、英語力が初級レベルでも日本でアルバイト、社会人経験があれば仕事は見つかるとのこと。
ただし、同じ職種で働きたいのではなく、別の仕事への転職ためアイルランド留学をして新しいキャリアを身に着けたいのであれば事前準備が必要です。
希望する職種で求められる専門知識はもちろん、経験のない職種で仕事を見つけたいのであればそれなりに高い英語力も必要です。
アイルランドに25週間(約半年)の留学をして、希望する仕事を経験してみたいのであれば、計画的に留学プランを組み立てましょう。焦って出発するのではなく、ある程度の英語力を身に着ける期間を設け、その後に渡航しても決して遅くはありません。
25週間(約半年)のアイルランド留学におすすめの語学学校
長期留学となる25週間(約半年)のアイルランド留学におすすめの語学学校を3校、選出しました。
学校費用はもちろん、アイルランドでの生活費用を抑えたり、働きながらさらに先の可能性を見出したりできる学校を紹介します。
Cork English Academy(CEA)

アイルランド第2の都市、コークにあるCork English Academy(CEA)は、先に紹介した学校費用比較表の中でも、最も学校費用がリーズナブルな学校です。
厳しい審査機関の基準をクリアしており、校舎もコーク中心部に位置しているため留学生活に困ることがありません。
ダブリンに比べると生活費用も安いことから、全体的な留学費用を抑えることもできます。
Bridge Mills Galway Language Centre

ダブリン、コークに次ぐアイルランド第3の都市、ゴールウェイにあるBridge Mills Galway Language Centreは、やはり学校費用がリーズナブルで参加した学生の方からの評判も高い語学学校です。
アイルランドらしさが強く残るゴールウェイのにぎやかな中心部を抜けた先にある語学学校で、ダブリンに比べると生活費用をぐっと抑えられるのもおすすめのポイントです。
ダブリンシティユニバーシティ(DCU)

ダブリン北部にあるダブリンシティユニバーシティ(DCU)は、アイルランドにある大学の中でも就職率が高い国立大学です。
長期留学になると英語プログラムの参加費用もリーズナブルになるため、特に大学生からの人気が高いです。
英語プログラムに参加している間に、ダブリンシティユニバーシティ(DCU)の大学院などへの進学を調べ、日本の大学を卒業した後に入学を目指してみてはいかがでしょうか。
25週間(約半年)のアイルランド留学に関する情報まとめ
25週間(約半年)のアイルランド留学に必要な費用とメリットやデメリット、およびおすすめの学校について解説しました。
91日以上のアイルランド留学にはビザ申請が必要となるものの、出発前に申請する必要はなく、渡航後に手続きをすればOK。
留学を決めてから比較的早いタイミングで渡航できるだけでなく、就労許可が得られるため、現地で働きながら生活費用を稼ぐこともできます。
アイルランド留学にご興味をお持ちいただき、学校や渡航先選びに迷っていらっしゃるのであれば、是非一度、アイルランド留学シャムロックにご相談ください。
アイルランド留学シャムロックは、カウンセリングを含むご相談や学校手続き、ビザ申請やアイルランドご到着後のサポートまで完全無料、最安値保証にてご案内しています。
アイルランド留学に関するご質問やお問合せを心よりお待ちいたしております。
この記事を書いた人

- 雄大な自然や歴史的な建造物が残るアイルランドに魅了されたスタッフがその素晴らしさを紹介するため運営しているアイルランド留学シャムロック。より多くの人にアイルランド留学をしてもらうため、留学業界10年以上のエキスパートがアイルランドの最新情報をお届けしています。語学留学だけでなく、大学進学や高校留学まで最適なアイルランド留学を提案いたします。