
日本でも英語がもはや当たり前になりつつある今、人生で一度は海外留学を経験しておきたいと考える人は少なくありません。
とはいえ、海外留学の費用は決して安いものではなく、国や地域によって金額差も大きいです。誰しもできるだけ費用を抑えて、安く、満足できる海外留学に参加したいもの。
英語圏への留学で費用が安い国には、フィリピンとマルタ、アイルランドが挙げられます。
他にも安い国はありますが、なぜこの3か国が人気があるのか、その秘密や特徴について詳しく解説しています。
どの国を選べば良いか迷っている方に、それぞれの比較や選び方をご紹介。
格安費用で参加できても失敗しない海外留学にするため、ぜひページ最後までお付き合いください。
費用が安いアイルランド留学の他でおすすめの国はどこ?

当サイトで紹介しているアイルランドは、留学費用が安い国の1つです。
ただ、アイルランドだけでなく、留学費用が安い国は他にもいくつかあります。具体的に留学費用を比較しつつ、他の国についても簡単に紹介します。
英語留学をする場合に必要な学校費用を国・期間別に比較してみた
英語圏に留学する場合に必要となる現地、語学学校の費用を国と期間別に比較する一覧表を作成してみました。
語学学校は格安校からサポートが充実している学校までさまざまなものがあり、それぞれ料金がバラバラです。そこで、世界各国に校舎を構える語学学校EFの各校舎に参加する場合の費用にて算出しました。
プログラムは、短期2週間から12週間までをパートタイム(平日午前または午後に英語レッスン)、24週間についてはフルタイム(平日の午前・午後とも英語レッスン)、滞在方法として学生寮個室利用で食事なしという条件となっています。
残念ながらフィリピン・セブ島には校舎がないため、講師の質が高く、学内にプールやスポーツジムがあることで人気の語学学校CPILSにて算出しています。
フィリピン・セブ島の参加条件は、午前・午後とも英語レッスン(マンツーマンレッスン含む)、学生寮個室利用で3食付きという条件です。なお、フィリピン・セブ島に1年間留学する方は少ないため、24週間までのお見積りにてご案内しています。
期間 | 2週間 | 4週間 1ヶ月 | 12週間 3ヶ月 | 24週間 半年 | 44週間 1年 |
---|---|---|---|---|---|
アメリカ ニューヨーク | ¥334,400 | ¥635,400 | ¥1,683,000 | ¥3,101,900 | ¥4,818,300 |
カナダ バンクーバー | ¥228,600 | ¥423,800 | ¥1,069,800 | ¥2,041,900 | ¥3,318,300 |
イギリス ロンドン | ¥267,400 | ¥501,400 | ¥1,288,200 | ¥2,441,900 | ¥3,918,300 |
オーストラリア シドニー | ¥252,200 | ¥471,000 | ¥1,223,400 | ¥2,211,900 | ¥3,476,300 |
ニュージーランド オークランド | ¥253,200 | ¥473,000 | ¥1,209,000 | ¥2,121,900 | ¥3,276,300 |
マルタ | ¥215,000 | ¥396,600 | ¥988,200 | ¥2,001,900 | ¥3,258,300 |
フィリピン セブ島 | ¥242,000 | ¥357,000 | ¥1,083,000 | ¥1,960,000 | – |
アイルランド ダブリン | ¥247,600 | ¥461,800 | ¥1,171,800 | ¥2,241,900 | ¥3,778,300 |
上記費用は、2024年3月時点の海外送金レート(T.T.S)にて算出し、100の位を四捨五入しています。
アメリカやイギリス、オーストラリアは物価高が進行していることもあり、留学費用がどうしても高くなります。カナダやニュージーランドも学校費用はリーズナブルなのですが、昔から人気がある国ということもあり、日本人比率が高く、生活費もやや割高です。
フィリピン・セブ島は、英語を話すことに消極的な日本人にマッチしたマンツーマン英語レッスンに参加できるメリットがあります。また、マルタとアイルランドはヨーロッパにあり、その中でも日本人比率が低いことから人気のある留学先です。
このページでは格安留学で特におすすめの3か国、フィリピン・セブ島とマルタおよびアイルランドへの留学について詳しく解説していきます。
格安留学の代名詞であるフィリピン・セブ島を選ぶ理由

日本で留学費用の安い国の代名詞になっているのがフィリピン、その中でもセブ島は非常に人気の高い留学先になりました。
ただ、費用が安いことはフィリピン・セブ島留学の魅力の1つに過ぎません。なぜ多くの日本人がフィリピン・セブ島留学を選んでいるのか、また注意しなければならないデメリットについて以下、解説します。
マンツーマン英語レッスンはフィリピン・セブ島留学ならではの特権
フィリピン・セブ島留学は、費用が格安であること以上に、マンツーマン英語レッスンが主体となっていることが大きなメリットです。
親切で笑顔を絶やさないフィリピン人講師が、参加者それぞれのレベルに合わせ、英語を教えてくれるのはフィリピン留学ならでは。他国でもマンツーマン英語レッスンを依頼することはできますが、非常に高額になります。
グループレッスンで他国の学生が積極的に英語を話す中、恥の文化を持つ日本人は発言するにも勇気が必要。英語が苦手で、日本にいて街中で道に迷う外国人に話しかけられても逃げてしまう人にとって、フィリピン・セブ島留学は本当におすすめです。
滞在方法は基本的に学校内の学生寮で食事も3食付き
海外留学をする時に英語レッスンの質と同じくらい気になるのが滞在方法。ホームステイや学生寮など、さまざまな選択肢がありますが、フィリピン留学は多くが学校敷地内のレジデンス滞在となります。
学内に滞在できるため「通学」する必要がなく、また敷地内には警備員もあるのでセキュリティも万全です。
また、1日3食、ビュッフェタイプの食事がついているため、自炊する必要はありません。
普段、自炊をしていない人にとって、海外留学で慣れない炊事をしないで済むのは安心材料と言えます。
フィリピン・セブ島留学最大のメリットは平日の朝から晩まで英語漬けになれること
フィリピン・セブ島留学は、プログラムにもよりますが、基本的に平日の朝起きてから、夕食後、夜寝る前までひたすら英語の勉強をすることになります。
マンツーマン英語レッスンや少人数のグループレッスン、さらに自習時間も決められているため、とにかく英語漬けの毎日を送ることになります。
留学中、アクティビティに参加して滞在先の観光地巡りなどを楽しむことも重要ですが、フィリピン・セブ島留学だとそうしたアクティビティは基本、週末に集中。
英語初級者が本気で英語を身に着けたい方をはじめとして、フィリピン・セブ島留学のこうしたスパルタ留学に参加する方が非常に多いです。
格安費用で行けるフィリピン・セブ島留学のデメリットとは
ここまで、フィリピン・セブ島留学の魅力を熱く語ってきましたが、注意しなければならないデメリットもあります。
まず、フィリピン・セブ島の語学学校に通う留学生は日本人、韓国人が非常に多いことです。海外留学について調べると「ついつい日本人同士、集まってしまい日本語で話をしてしまう」という話を目にすると思いますが、フィリピン・セブ島は、本当に日本人が多いです。
困ったときに日本語で頼れる誰かがいる、という意味ではメリットなのですが、せっかく英語漬けの日々を送っていても、日本語で話すと英語で学んだ内容を忘れてしまうので注意が必要です。
また、平日はほぼ、学校から出ることがありません。セブの中心部にある学校であれば、最寄りのショッピングセンターまで歩いていけなくもないですが、交通量が多く、運転も荒いので、治安面を含め気を付ける必要があります。
フィリピン留学とアイルランド留学の違いや2か国組み合わせについて
フィリピン・セブ島留学は、メリットおよびデメリットを含め、「英語を話すのが苦手な初級者だけど、必要なのは分かっているから本気で勉強をしたい」という方におすすめです。
そんなフィリピン留学とアイルランド留学の違いは、気温や治安、それから学生ビザでのアルバイトの可不可が挙げられます。
南国フィリピンは雨季こそあれ、通年暖かいリゾート地です。一方、アイルランドはヨーロッパの中でも緯度が高く、夏は涼しく冬は寒い(とはいえ東京と同じ程度です)という違いがあります。
それからフィリピン留学を選ぶ場合、気になるのが治安面。近年、改善されたフィリピン・セブ島の治安ですが、日本に比べるとやはり不安があります。アイルランドはヨーロッパの中でも治安の良い国として知られており、安心して留学生活を送ることができます。
それから、アイルランドは長期留学ならアルバイトが可能、時給も良く、留学生活の一部を補うことができます。海外での就労経験を積みながら、英語も身に着けられるのはアイルランド留学のメリットと言えます。
これらの点を踏まえ、フィリピン・セブ島で基礎英語力を磨き、アイルランドで英語の勉強やカレッジ、大学での学位取得を目指しながら、アルバイトで生活費を稼ぐという2か国留学を検討してみてはいかがでしょうか。
地中海に浮かぶリゾート地であるマルタ留学が選ばれる理由

続いて、同じリゾート地でもヨーロッパ、地中海に浮かぶリゾート地であるマルタ留学について解説します。
マルタ留学も費用が安くおすすめですが、金額面ではないその他の魅力には何があるのか、紹介します。
日本人比率が低いため英語の勉強に集中しやすい
ヨーロッパで英語を公用語としている国はイギリスとアイルランド、それからマルタが挙げられますが、マルタ留学は日本での認知が低かったことからあまり日本人留学生が多くありませんでした。
新型コロナウイルスで海外留学ができない時期でも数少ない留学生受け入れをしていた国ということもあり、日本でもマルタ留学の認知度がアップし、日本人留学生が増えています。
それでも、カナダやオーストラリア、ニュージーランドのように日本人留学生が多過ぎることはなく、どちらかと言えば欧州や中東、アフリカからの留学生と交流する機会が多いです。
そのため、マルタ留学中は英語で話さざるを得ない環境となることから、英語の勉強に集中しやすい国となっています。
地中海にあるため1年を通じて気温がおだやか
イギリスやフランス、ドイツなど、ヨーロッパの国々は夏がカラッと暑く過ごしやすい反面、冬はじっとりと寒いです。しかし、地中海にあるマルタは冬の間でも極寒になることはなく、日本の春先くらいの気温です。
ヨーロッパでも1年を通じて気候がおだやかで過ごしやすく、快適な留学生活を送ることができるのは、マルタ留学ならではのメリットと言えます。
生活費用も安いため明確な目的がある英語留学にぴったり
マルタ留学のもう1つのメリットは、生活費が安いことです。
ヨーロッパ、しかもリゾート地だと滞在費用が高いのでは?と思われがちですが、実はマルタの生活費は近隣の国と比べても安く、日本とそう変わりがありません。
長期留学の場合、留学費用における生活費の比率は高く、この点を抑えられることは非常に大きな利点です。
マルタで英語を身に着け、イギリスやアイルランドをはじめとする国々へ大学進学をしたい、または英語を活かした就職をしたいなどの明確な目的がある場合、おすすめの留学先と言えます。
マルタ留学の注意点はヨーロッパでも田舎で狭い国であること
マルタ留学にも注意点はあるので紹介しておきます。
まず、マルタは地中海に浮かぶ「小さな島国」です。全体でも東京23区の半分ほどしかないため、狭い国と言えます。
1ヶ月くらいまでの短期留学であれば、週末に世界遺産に選ばれたバレッタやゴゾ島などを巡ってちょうどいい期間、なのですが、2ヶ月以上の長期留学になると「飽きる」可能性が高いです。
また、もしヨーロッパ各国・各都市を訪れたことがある方からするとマルタの田舎ぶりに驚かされます。リゾート地なので、海岸線におしゃれなカフェやレストランが並んではいるものの、留学中のお楽しみはそこまで多くありません。
海外で英語を勉強してみたいと思いはするものの、費用が安いからと明確な目標がないままマルタ留学を選ぶと退屈してしまう可能性があります。
マルタ留学とアイルランド留学を選ぶポイントと2か国留学
マルタ留学とアイルランド留学、同じヨーロッパでの留学ですが、この2つの国にはいくつかの違いがあります。
まず、先に紹介した通り、マルタは地中海にある国であることから年間を通じて比較的気温が高く、過ごしやすいです。一方のアイルランドは、夏が涼しく最高気温が20℃弱と日本の春くらいの気温に留まります。冬は北海道より緯度が高いものの、東京とほぼ同じ最高気温が10℃弱、最低気温もマイナスになることは少ないです。
また日本人が少ないことを考えると「寒さが苦手で、英語は嫌いではないものの、言いたいことが言えずもどかしい思いをしている」という方におすすめの留学先です。
さらに、2つの国に長期留学をする場合、マルタは日本を出発する前にビザ申請手続きを済ませておく必要があります。アイルランドは書類を揃えておけば、渡航後に現地で手続きを行えばOK。
長期留学で学生ビザを取得する場合(アイルランドは半年以上)、両国とも語学留学でもアルバイトが認められてはいるものの、マルタは最低賃金が低く、留学生活を補うまでのお金を稼ぐことは正直、難しいです。
海外進学をお考えの場合、マルタにはマルタ大学という国立大学があります。日本を含む、海外からの留学生が参加できる単位履修プログラムも提供されており、マルタ大学付属語学学校で英語を学び、1学期間、マルタ大学のキャンパスで単位履修をすることも可能となっています。このプログラムを利用して、日本の大学を休学し、現地で取得した単位(大学によっては英語コースへの参加期間も)を認定してもらう休学・認定留学に人気があります。
その他にも、留学費用や生活費の安いマルタでアカデミック英語を身に着け、アイルランドやイギリスの大学へ進学する2か国留学は、出費を抑えて学位取得を狙えるおすすめのプランです。
同じ費用が安い国でもアイルランド留学が選ばれる理由とは

最後に、当サイトでおすすめしているアイルランド留学が、費用が安い以外にどのようなメリットを持つのか、紹介します。
長期留学でも現地到着後にビザ申請をすればOK
アイルランド留学は、3ヶ月までなら事前のビザ申請は不要、それ以上の期間でも日本を出発する前に必要書類を揃えておけば、事前にビザ申請をする必要がありません。
そのため、留学を決めてから早い段階で出発することができます。
また、各国のビザ発給までに必要な審査期間にモヤモヤすることがないのも嬉しいポイントです。
アルバイトもできるアイルランド留学
アイルランドに半年以上留学する場合、アルバイトの就労許可が出ます。先に紹介したように、アイルランドは最低賃金も高く、海外での就労経験を積んでおきたい方におすすめです。
アイルランドと日本の間にはワーホリ協定もあるため、学生ビザとワーホリビザを上手に組み合わせれば、長期アイルランド留学も可能です。
カレッジや大学で学位取得を目指したい方にもおすすめ
アイルランドには世界屈指の名門大学、アイルランド国立大学の各カレッジや私立のカレッジなどが豊富にあります。
国立大学の場合、日本の高校を卒業して進学したい場合はファウンデーションプログラムに参加が必要ですが、私立カレッジのプログラムの中にはファウンデーションなしでダイレクトエントリーできるプログラムもあります。
海外で学位を取得し、英語を使った仕事や海外での就労を希望する方にとってアイルランドはおすすめの留学先となっています。
フィリピン留学やマルタ留学との違い
ここまで紹介してきたフィリピン・セブ島留学やマルタ留学に比べ、アイルランド留学で注意しなければならないのが生活費です。
首都ダブリンは地価が上昇し続けており、中心部で部屋を借りようとすると高額になります。しかし、街の中心を走る路面電車ルアスや郊外へつながるDARTと呼ばれる鉄道で少し離れた場所まで行けば、リーズナブルな価格でお部屋を借りることも可能です。
マルタを含むヨーロッパ諸国と同じように、アイルランドでも外食をすれば高くつきますが、スーパーで食材を買い、自炊すれば価格を抑えられるだけでなくアイルランドで暮らす日本人曰く「日本よりも食材そのものが美味しい」とのこと。
それから個人的にアイルランド人の優しさをおすすめポイントとして加えたいです。イギリスを含む欧州の他の国と比べ、アイルランド人は本当に優しいです。
あくまでの個人の経験ですが、バス停で行先と乗るべきバスの番号を調べていると、「どこに行きたいの?xxに行くならxx番だよ、あとxx分で来るから」と丁寧に教えてくれた国はアイルランド以外にありません。
言葉通じないと厳しい顔をされたり、困ってもいても知らん顔をするのではなく、誰にでも親切なアイルランドは、海外留学先としてぜひおすすめしたい国です。
留学費用が安いアイルランド留学やその他の国への留学まとめ
英語圏で留学費用の安い国、その中でもおすすめの3か国について詳しく解説しました。
フィリピン・セブ留学は、「英語が苦手で外国人と話すことが怖い初心者」の方に、マルタ留学は「英語を嫌いじゃないけど、言いたいこといえずにもどかしい英語初中級者」の方、アイルランド留学は「英語が好きで海外でのアルバイトを経験してみたい、カレッジや大学に興味がある中級車」の方にそれぞれおすすめです。
アイルランド留学シャムロックでは、アイルランドの語学学校のキャンペーンをお知らせページでご案内しています。アイルランド留学にもっとリーズナブルな費用で参加できるチャンスなので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
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