アイルランド留学前に用意すべき金額やクレジットカードがなぜ必要なのか説明します

お金・クレジットカードに関して

アイルランド留学を成功させるカギの1つが、現地通貨であるユーロの両替や現地での支払いの方法を知っておくことです。

アイルランド到着時に現金でいくらユーロを用意しておけば良いのか、両替は日本か現地どちらが得なのか、なぜクレジットカードを用意しておいた方が良いのかなど、知っておくべきポイントは多岐にわたります。

アイルランドを含むヨーロッパではクレジットカードやスマートフォン決済の普及が進んでおり、安全にお金を管理するための工夫も欠かせません。

このページでは、両替のタイミングやクレジットカードの必要性、アイルランド留学中のお金の取り扱い方まで徹底的に解説しています。

準備不足で困らないようにするためにも、アイルランドでのお金とクレジットカード事情を押さえておきましょう。

アイルランド留学に向けて用意する現地通貨であるユーロについて

アイルランドで現在使用されている通貨は「ユーロ(EUR)」です。ユーロは欧州連合の多くの国で導入されており、アイルランドでも留学中の日常生活に欠かせません。

ユーロには紙幣と硬貨の2種類があり、それぞれに特徴的なデザインが施されています。

紙幣は以下の7種類があり、欧州共通のデザインです。各紙幣には異なる建築様式が描かれ、「ヨーロッパの歴史と文化の架け橋」というテーマが表現されています。

ユーロ紙幣の種類とデザイン
  • 5ユーロ:古典建築
  • 10ユーロ:ロマネスク建築
  • 20ユーロ:ゴシック建築
  • 50ユーロ:ルネサンス建築
  • 100ユーロ:バロック建築
  • 200ユーロ:鉄とガラスの近代建築
  • 500ユーロ:現代建築(現在は流通制限中)

硬貨は1セントから2ユーロまでの8種類があり、裏面は共通、表面は国ごとのデザインです。

アイルランドの硬貨にはすべて、伝統的な国章である「ハープ(竪琴)」が描かれています。

これはダブリンのトリニティ・カレッジに所蔵されているブライアン・ボルー・ハープをもとにデザインされ、ゲール語で「Éire(エール)」と国名も刻まれています。

アイルランドのユーロは、欧州共通の通貨でありながら、そのデザインに文化と歴史が反映された、留学生活の中でも日常的に触れる重要な存在です。

アイルランド留学前に用意しておくべき現金はいくらくらい必要?

出発前にいくら用意すれば良い?

アイルランド留学では、現地通貨ユーロの準備が欠かせませんが、どのくらいの現金を持って行くべきか悩む方も多いはず。

両替のタイミングも含めて、渡航前に知っておきたいポイントを紹介します。

両替は出発前に日本でしておくべき?それともアイルランドの方がお得?

アイルランド到着直後、空港からの移動、食事、宿泊費の支払いなど、すぐに現金が必要となる場面があります。

短期留学(1週間〜1か月程度)であれば、200ユーロ前後を目安に用意しておくと安心です。これより長い滞在であれば、生活費や万が一のトラブルに備え、300〜500ユーロ程度を用意しておくと良いでしょう。

また、ユーロは出発前に日本国内である程度両替しておくことをおすすめします。日本の金融機関や空港の両替所を利用すれば、出国前に確実に現金を手に入れることができ、到着後すぐに使えるという安心感があります。

アイルランド到着後にも空港や市内の両替所でユーロに換えることは可能ですが、渡航直後は慣れない土地での手続きに戸惑ったり、時間帯によっては窓口が閉まっていたりすることもあります。また、レートも日本国内より悪いことが多いので、これらのリスクを避けるためにも、最低限の生活費は日本国内であらかじめ準備しておくのが無難です。

アイルランド到着後の数日間を安心して過ごすために、日本国内であらかじめユーロに両替しておきましょう。

アイルランド留学前に用意しておきたいクレジットカード

クレジットカードの必要性

アイルランドでは現金よりもカードやスマートフォンによる決済が主流です。

留学前にクレジットカードを用意しておくと、現地での支払いがスムーズになるだけでなく、万が一のトラブルにも対応しやすくなります。

なぜ留学前にクレジットカードを用意しておくべきなのか

アイルランド留学に参加する場合、クレジットカードは単なる支払い手段ではなく、生活を支える必須のアイテムです。

まず、現金に比べて圧倒的に安全性が高く、多額の現金を持ち歩くリスクを回避できます。万が一盗難や紛失に遭っても、カード会社に連絡すれば速やかに利用停止や再発行の対応が受けられるため、被害を最小限に抑えることが可能です。

また、為替面でもカードの方が有利になることが多く、現金両替に比べてレートが良く、海外キャッシングを活用すれば現地通貨の引き出しも簡単です。さらに、アイルランド国内やヨーロッパの国々への小旅行中、ホテルやレンタカー利用時には保証金の支払い手段としても必要とされ、身分証明の役割を果たすこともあります。

これらの理由から、アイルランド留学前に信頼できるクレジットカードを1枚は用意しておくようにしましょう。

スマートフォン決済も使えるようになっています

アイルランドをはじめとするヨーロッパ諸国では、クレジットカードだけでなくスマートフォンによる非接触型決済(キャッシュレス決済)の利用も急速に広がっています。

特に都市部ではキャッシュレス社会が進んでおり、カードの「タッチ決済(コンタクトレス)」に対応した店舗やサービスが非常に多く見られます。

Apple PayやGoogle Payといったスマホ決済が広く受け入れられており、クレジットカード情報をスマートフォンに登録しておけば、端末をかざすだけで支払いが完了します。スーパーやカフェ、レストランだけでなく、バスや鉄道、コインロッカーなど日常生活の多くの場面で利用可能で、「タッチ決済のみ対応」という場所も珍しくありません。

スマホ決済であれば財布を持ち歩く必要もなく、シンプルで安全、かつスピーディに支払いが完了する点も大きな魅力です。

アイルランド留学を控える方は、カードに加えてスマートフォンでの決済も使えるようにしておくことで、現地での支払いがよりスムーズになります。

アイルランドを含むヨーロッパでのお金の取り扱いについて

アイルランドでのお金の取り扱い

アイルランドを含むヨーロッパでは、現金の取り扱い方に注意すべき点があります。

安全に、そして賢くお金を管理するために、知っておきたい基本的なポイントを紹介します。

持ち歩くのは最低限の金額にしておくこと

たとえアイルランドのように比較的治安が良い国であっても、スリや盗難といったトラブルのリスクはゼロではありません。

万が一、財布ごと盗まれた場合に大きな被害とならないよう、持ち歩く現金はできるだけ少額にとどめておくことが大切です。

目安としては、財布に入れる現金は最大でも50ユーロ程度に抑えるようにしましょう。また、紙幣は高額紙幣ではなく、5ユーロ、10ユーロ、20ユーロといった少額紙幣を中心に持っておくと、小さな買い物や現地での支払いにも便利です。

また、クレジットカードやキャッシュレス決済を活用すれば、現金を持ち歩かずに済み、防犯面でも安心できます。

アイルランドでの生活に慣れるためにも、最低限の現金を持ち歩くようにし、クレジットカードやスマホによるキャッシュレス決済を併用しましょう。

クレジットカードで高額商品を購入する際の注意点

アイルランドをはじめとするヨーロッパ諸国では、クレジットカードによる高額商品の購入時に本人確認を求められることがあります。

アイルランド国内で生活に必要な家電製品を購入したり、ヨーロッパ各国を旅行する際のお土産としてブランド品などを購入したりする際、不正利用防止の観点から、身分証明書の提示を求められます。

このときに便利なのが、パスポートのコピーです。

外出時に原本を持ち歩くのは紛失や盗難のリスクがあるため、コピーを一部持参しておくと安心です。コピーには、氏名や生年月日、顔写真などの基本情報がはっきりと確認できることが重要で、鮮明な状態で印刷されたものを財布などに入れておくと、決済手続きもスムーズに進みます。

また、店舗によってはコピーでは対応できない場合もありますが、多くの場面で身分証の代わりとして認識されやすいため、準備しておくことで万が一のトラブルにも落ち着いて対応できます。

アイルランド留学中に必要なお金とクレジットカード情報まとめ

アイルランド留学中、お金に困らないようにするためにも、現地通貨ユーロの準備や、クレジットカード・スマートフォン決済などの支払い方法を正しく理解しておきましょう。

現金は使う場面が限られており、持ち歩く額も最小限で十分です。一方、クレジットカードやスマホによるキャッシュレス決済は日常生活のあらゆるシーンで使えるため、事前に対応可能なカードを用意し、スマホにも決済機能を設定しておくと安心できます。

このページで紹介した内容をアイルランド留学前に確認し、万全の状態で日本を出発しましょう。

この記事を書いた人

アイルランド留学シャムロック編集部
アイルランド留学シャムロック編集部
雄大な自然や歴史的な建造物が残るアイルランドに魅了されたスタッフがその素晴らしさを紹介するため運営しているアイルランド留学シャムロック。より多くの人にアイルランド留学をしてもらうため、留学業界10年以上のエキスパートがアイルランドの最新情報をお届けしています。語学留学だけでなく、大学進学や高校留学まで最適なアイルランド留学を提案いたします。
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